「違い」と「間違い」の違い

先日、とある先生が、おっしゃられたこと。

「違い」と「間違い」は混同しやすいが、同じではない。

ということ。

 

大抵の場合、人は他人との「違い」に目が行ってしまう。

その「違い」は価値観・優先順位などの単なる違いでしかないのだが、

ついつい「間違い」だと指摘しがちである。

 

「違い」があるのはある意味必然である。

生まれ持った宿命が違い、

生まれ育った環境が違い、

そして生き方が違うのだから。

違って当然、普通のこと、である。

 

もちろん、ルールがある中や、正解が一つしかない場合では、「間違い」は存在する。

だが、世の中の多くの対立は、ただの「違い」が原因なのではないだろうか。

 

そして「違い」は、否定しやすいが、本来は尊重されるべきものだと思う。

 

こう綴っている僕自身もつい最近得たばかりの気づきで、意識していないとなかなか難しい問題である。

でも、みんなが気づいて「違い」を受け入れ合えるようになったら、世の中はもっと生きやすくなると思う。